肉から魚へ、TRFの曲を聴いて泣く-2
歌(曲)と言っても、それが何でも良いわけでは勿論ない。 私の場合は青春時代前に聞いていた曲を耳にすると、心にグサ! っと何かが突き刺さるのだ。 「青春時代に聞いていた曲ではない」という点が、 ちょっとしたミソなのかもしれない。 というのも青春時代と言うのは、実に多くの人間が、 非常に様々な出来事と触れ合う時である。 思春期を迎えて、初めて異性を真面目に意識するようになったこと、 学年全体で一丸となり、体育祭などで催し物を親などに見せたことなど、 良いこともあれば恥ずかしいこともあり、また辛かった思い出もあるに違いない。 私にもある。 しかし10年、20年後の未来から見て、そういった青春時代と言うのは、 思い返そうとすれば思い返せる時代とも言える。 なぜなら体はまだまだ未熟ではあったかもしれないが、 脳は完全に大人であり、その時の記憶を今と同じように覚えているからである。 逆に中学・高校生時代の思い出は振り返れても、 青春時代前にあたる幼稚園・小学校時代の記憶と言うのは、 大半の人は曖昧であったはずだ。 きっと今、幼稚園・小学校時代の旧友と会い、 当時の話をしたとしても「そんなことあったっけ?」という率が、 中高時代よりも多いかと思う。 こういった時代、つまり記憶が曖昧な時代に、 勝手に耳に入ってきていた曲を聞くと、心にグサ!っとくるものがあるのだ。 もしかすると中高時代以降とは違い、明確に良い思い出・悪い思い出の区別がなく、 自由気ままに生活していた時に聞いていた曲だからこそ、 ノスタルジックな気分に浸ってしまうのかもしれない。